先日、猫の代表的な病気として知られる
腎臓病に対する新薬が、
年内に実用化されるかもしれないという
ニュースが発表されましたね!
私は製薬会社に勤めていたことがあり、
実際に薬として世に出るところまで
研究を重ねていく大変さが少しはわかるので、
本当に素晴らしいことだと思います👏
新薬の登場により期待できることは、
①症状の改善やQOLの向上
②死亡率の低減や寿命延長
③早期からの治療が可能になる
などが挙げられます。
猫で最も多い死因は、
腎臓病を含む泌尿器疾患で
約3割にあたります。
(参考資料:アニコムどうぶつ白書2021)
この薬の開発には
多くの飼い主さんからの寄付が集まっていて、
いかに待ち望まれていたのかが伺えますね。
多くの猫ちゃんを救う希望の光になると思います。
しかし、これで猫の腎臓病の問題が
全て解決するわけではありません。
考えないといけない注意点もあるので、
今回は3つ挙げますね。
①あくまでも対症療法
症状の緩和、進行を遅らせる、
検査数値が基準値範囲に近くなるなどの
様子がみられることがあったとしても、
投薬により
腎臓病が治る・失った腎機能が戻る
というわけではありません。
②投薬による別のリスクの可能性
どの薬にも言えることですが、
研究段階でわかっている副作用は
添付文書に書かれますが、
実際に腎臓病の猫たちに
数ヶ月〜数年使われるようになった後で
報告される新たな副作用が
出てくる可能性があります。
③根本的な対策を並行して行う
投薬で腎臓病の治療をしながら、
そもそもなぜ猫が腎臓病に
なりやすいのかというところを知り、
根本に目を向けた対策も
同時にしていくことが重要です。
・食事内容
・日用品の素材
・ストレス
・猫本来の生き方に
近い生活ができているか
など日常の生活習慣の見直しや、
常識だと言われていることの
真偽を調べるなど、
今の猫ちゃんの暮らしそのものを
見直すことも併せてしていくことで、
より薬剤での治療の効果が
上がるのではないかと私は考えています😊
皆さんはこのニュース、どう感じましたか?
ぜひコメントで教えてくださいね🐱
参照記事
ネコの腎臓病新薬、早ければ年内にも実用化へ 治験終了、4月には国に承認申請(産経新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e42b1fc72f7916feb2277a5035c6de3713de030e